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雑記

正表記と代用表記

今日、ある作家さんのHPを閲覧していたら、漢字の表記方法についての話題があった。
正表記と代用表記
についてです。
正表記とは本来の表記法。対して代用表記は正表記が「難しいor一般的ではない漢字である」
ということで原則、簡単な漢字で置き換えたものです。
そのHPでは”こむ”という言葉がでていました。
「電車が”こむ”」の場合の”こむ”です。
この”こむ”に漢字を当てはめると、ほとんどの人が”混む”とあてはめるでしょう。
私もそうです。
でも、これは正解ではあるのですが辞書にはそうはでていません。(比較的最近のはでてるかも)
辞書には”込む”と書かれていて、補足で「”混む”とも書く」等のように表記されているはずです。
つまり「電車が混む」ではなく、「電車が込む」が正しいのです。
”混む”に慣れている私たちにとっては変な感じがしますが・・・
同様に
”砂漠”→”沙漠”
”才”→”歳”
”模倣”→”摸倣”
”理屈”→”理窟”
”日食”→”日蝕”
”手帳”→”手帖”
等があります。
意外に”紅葉”は”椛”の代用表記と思っていたら、辞書には”紅葉”で載っていました。
”海老”も”蝦”の代用表記ではないようです。
まぁ、辞書に依って多少の差異はあるようなので一概には決め付ける訳にはいきませんが。
名詞の場合は代用表記はないのかなぁ?
でも、そうすると”砂漠”は?
そもそも、何故にこのような表記の違いがあるのだろう?
ちょっと調べてみました。
そうすると、こんな報告書を発見。
>同音の漢字による書きかえ(昭和31年7月5日国語審議会報告)
元々は難しすぎる漢字をどう表現するかの一種のルールだったみたいですね。
ちなみに正表記とか代用表記とか言っていますが、どちらを使うのも個人の自由です。
どっちも間違いではありません。

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